【犬のトイレトレーニング】
成功させるポイント
犬を飼い始めたとき、多くの飼い主が直面するのがトイレの問題です。
トイレトレーニングは、犬との生活を快適にするだけでなく、信頼関係を築く重要なステップでもあります。
本記事では、犬のトイレトレーニングを成功させるためのポイントを分かりやすく解説します。
1 トイレトレーニングの基本
犬のトイレトレーニングには時間と忍耐が必要です。
まずは犬の習性やトイレのタイミングを理解することが重要です。
▶ 犬の排泄習慣を知る
- 起床直後: 犬は起きた直後に排泄をする傾向があります。
- 食事後: 食後10~30分以内に排泄をすることが多いです。
- 興奮時や遊び後: 遊んだ後や興奮したときにもトイレに行くことがあります。
犬が排泄しそうなタイミングを見逃さず、適切な場所に誘導することが成功のカギです。
2. トイレの場所を決める
犬が安心して排泄できる専用の場所を用意しましょう。
▶ 室内トイレの場合
- ペットシーツを使用: 初めは広い範囲にペットシーツを敷いて、徐々に狭めていく方法がおすすめです。
- 匂いで誘導: 犬は自分の排泄物の匂いを覚えて同じ場所で排泄する習性があります。
一度成功した場所を清潔に保ちながら、匂いを少し残しておくと良いでしょう。
→(注意)逆に失敗した場所でトイレをすることにもなりますから、ここは重要なポイントになります。
▶ 室外トイレの場合
- 決まった散歩が重要: 散歩中に決まった場所で排泄させるよう心がけましょう。
毎回同じエリアに連れて行くことで、犬がその場所をトイレと認識します。
3. ポジティブな強化を活用する
犬のトイレトレーニングで最も重要なのは、成功を褒めて教えるポジティブな強化です。
▶ ご褒美を使う
- トイレ成功したらすぐにご褒美: 犬がトイレを成功させた直後におやつやおもちゃを与えて褒めることで、良い行動が強化されます。
- 褒める声かけとスキンシップ: 優しい声で「いい子だね!」と褒めたり、撫でたりすることも効果的です。
▶ 失敗時の対応
- 叱らないことが大切: トイレの失敗を叱ると犬は恐怖心を持ち、隠れて排泄するようになる可能性があります。
- 無視する: 失敗した場合は静かに片付けて、失敗は無視し次回成功したときに褒めるようにしましょう。
4. 一貫性とルーティンを重視する
犬は習慣の生き物です。
一貫したルーティンを作ることでトイレトレーニングがスムーズに進みます。
▶ 定期的なトイレタイムを設定
- 朝起きた後
- 食事の後
- 遊びの後
- 寝る前
これらのタイミングでトイレに連れて行く習慣をつけましょう。
▶ コマンドを教える
「おしっこ」「トイレ」など、トイレを促す言葉を決めて繰り返し使うことで、犬がその言葉で行動を理解するようになります。
5. 長期的な視点で取り組む
トイレトレーニングは一夜にして成功するものではありません。
犬の個性や年齢によって習得にかかる時間は異なります。
▶ 子犬の場合
- 子犬は膀胱が小さく、頻繁に排泄が必要です。
短時間でトイレに誘導することを繰り返し、成功体験を積ませましょう。 - しつける絶好の時期です。
生後1~2カ月だから何もわからないと思わず、きちんとトイレトレーニングに取り組みましょう。
→我が家のダックスは生後2カ月でお迎えしたときから、すでにトレーニング済みで失敗しませんでした。
▶ 成犬の場合
- 成犬でもトイレトレーニングは可能です。
習慣づけがやや時間を要する場合がありますが、根気強く取り組むことで改善できます。
ここで大切なのは、飼い主さんの根気が必要ということです。
2 よくある質問と解決策
失敗の原因を分析しましょう。
トイレの場所が適切でない、頻度が足りない、ストレスがあるなどの要因が考えられます。
トイレ場所を見直し、成功体験を増やす工夫をしましょう。
子犬の場合、夜中に一度起きてトイレに連れて行く必要がある場合がありますが、なかなか難しいです。
サークルの中で、ベッドの横にペットシーツを敷いて対策をすると思いますが、失敗する犬はベッドを濡らしてしまうことにもなります。
成犬の場合、寝る前にしっかりトイレを済ませることで夜間の失敗を防げます。
まとめ
犬のトイレトレーニングを成功させるには、適切なタイミングでの誘導が欠かせません。
失敗を叱らず、成功を褒めることで犬との信頼関係を築きながら、快適な生活を目指しましょう。